ちょっとおもしろい計算をしてみたいと思います。
それは「天命数霊術的な良い名前は日本にどのくらいの確率で存在するのか」です。
天命数霊術的な良い名前の基本は天格・地格・総格に、下一桁が9・5・1の数が二箇所あることが条件となっています。他にも「語源が良い」「語意・語感が良い」「風水的に良い」「音声が良い」と条件がありますが、9・5・1の条件は最低クリアしなければならない条件のようです。これを基に調べてみます。
[第666回]の望月岳陽のコメントから抜粋
天格9・19であれば、神亀が天を向いており、逆立ちではないので、地格が9・5・1系列に限り、◎です。ただし、地格・補格が951でなくても、総格が951であれば、◎です。
本文 http://blog.gakuyo951.jp/?eid=65227
天格の下一桁が9の確率は0~9の数字群から1/10。
地格の下一桁が9・5・1の確率は0~9の数字群から3/10。
総格の下一桁は0~9のどれでも良いので1。
計算式は以下のようになります。
1/10 X 3/10 X 1 = 3/100
確率的には100人に3人は存在することになります。
これは日本の総人口約1億3千万人あたり390万人という値になります。
この数字がどれほどの数なのか、比較の為にリアルな数字を上げてみましょう。
総務省統計局による2009年6月集計の「産業別15歳以上の人口」
総数:1億1千1百9万人
教育、学習支援業:282万人
運輸業、郵便業:328万人
宿泊業、飲食サービス業:407万人
建設業:515万人
医療、福祉:623万人
上記データ総数で「良い名前確率」を計算し直すとおよそ333万人になります。
運輸業、郵便業に従事する人口とほぼ同じということが分かります。つまり確率的には、我々が日常的に生活していて運送屋さんや引越し屋さんやバイク便や郵便屋さんに出会うくらいの頻度で「天命数霊術的な良い名前」を持つ人と出会っていると言えるわけです。いかがですか?けっこういるでしょう?これだけの人数がいれば、中には立派な社会貢献を行っている人や人格的に優れた人、並以上に能力を有している人等が居るのは不思議じゃありません。
結論を言いますと望月岳陽が証明に使っている「天命数霊術的に良い名前」を持つ人は偶然その9・5・1を持っていただけで、「天命数霊術が正しい」ことの証明にはならないのです。その証拠に天命数霊術の良い名前の条件を全て兼ね備えているのに、罪を犯したり、死んでしまったりといった結果になっている人が結構存在するのです。
ネットで日々の事故や事件のニュースを参照し、名前を拾って天命数霊術のやり方で判断してみると、意外なほどに「天命数霊術的には良い」とされている名前が見つかります。ウソだと思うならぜひ試してみてください。ネットなら過去からの事件・事故も簡単に調べることができます。
望月岳陽は「天命数霊術の判断」に沿わない結果を「例外」と呼んでいます。
実際には逆です。「天命数霊術的に良い名前」を持つ人で実際に成果のある行いや並以上の能力を有している人こそ「例外」なのです。「天命数霊術的に良い名前」でなくとも社会的な成功者、人格者、優れた能力を持つ者は過去から現在にかけて数え切れないほど居るという事実がそれを裏付けています。みなさんもぜひ試してみてください。天命数霊術の判断は間違っていると確信できるでしょう。
望月岳陽はブログの中で反吐が出るくらい「根拠がある」と自身の天命数霊術の「根拠」を矢鱈に強調していますが、どれほど根拠があろうと占いなのだから当たらなければ全く意味がありません。萬歩ゆずって天命数霊術が学問であったとしても正しくなければ意味がないのです。
根拠は正しさを証明するものではありません。